日東駒専&産近甲龍#2Photo:PIXTA

関東の中堅私立大学の代表格、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学。いわゆる「日東駒専」と呼ばれるこの大学群は各校にあまり差がないというイメージが強いかもしれないが、実際には人気の度合いははっきりしている。2校に受かった場合に選ばれる大学はどこか?特集『MARCH・関関同立に下克上なるか!?日東駒専&産近甲龍』(全19回)の#2では、「ダブル合格進学率」から「日東駒専」の人気の実態をあぶり出す。(ダイヤモンド編集部 山出暁子)

「日東駒専」は全部一緒ではない!
W合格のデータで序列が鮮明に

 日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学という「日東駒専」グループは、上位の難関校の「早慶上理」「MARCH」ほどには、各校にあまり差がないと思われているかもしれない。

 だが実はここ数年、グループ内での“序列”が明確になっている。日東駒専のグループ内で、二つの大学に合格した場合、入学先として選ばれる、人気が高い大学はどこか?その理由とは?ここでは、両方の大学に受かった生徒が、どちらを入学先として選んだかが分かる「ダブル合格進学率」のデータから人気と本当の序列を読み解く。

 さらに、日東駒専がMARCHや成成明学(成蹊・成城・明治学院大学)のような上位グループに食い込み、“序列変化”の下克上を起こす可能性についても検証する。