(2)仮説を問いのかたちで立てる
・5W1Hで仮説を立てる
大人の女性が お酒と一緒に チョコレートを楽しめるカフェのようなバーがあれば、新しいもの好きな女性に好まれるのでは?
スイーツや新しいもの好きな女性がグループで来るから(Why)
(3)仮説を検証する
検証では、ターゲットとなる顧客層に実際に聞いてみるのがよいと思います。
このときの質問は、第3回で説明した「チャンクダウン&アップ」を意識しながら、まずは上位概念から問いを立てます。
たとえば、直接「バーでチョコレートを食べたいですか?」と問うのではなく、
「お酒を飲むときに甘い物は食べますか?」(アップ)
「どんな甘い物を食べますか?」(ダウン)
と可能性を広げながら、
「チョコレートは食べますか?」(ダウン)
「お酒と楽しむなら、どんなチョコレートがいいですか?」(ダウン)
「なぜ、チョコレートがいいと思いますか?」(アップ)
などとアップとダウンを行き来しながら聞いていくとよいでしょう。
他にも「どんな人と行きたいですか?」「どんな場所で食べたいですか?」と「経験」を問うことも有効です。サービスの価値が「経験」に求められるようになった今、より大事な問いになってきていると思います。
インタビューをただのデータの蓄積に終わらせないためには「いつ、どんな場面で、誰が、どんなものを、どのように、どんな理由で」というところまで手にとるように見える問いをすること。
問いの中身が違うだけで、そこから得られるものは大きく違ってくるのです。