近いうちにナイキから、履けないスニーカーが発売されるかもしれない。米スポーツ用品大手ナイキは先週、デジタル版の「スウッシュ」ロゴ入りスニーカーや衣料品などに関する商標登録を出願した。ビデオゲームなどネットの仮想世界で販売することを狙った動きとみられる。すでにデジタルのデザインやアート作品は高額で売買されており、デジタルスニーカーのデザインに数千ドルの値が付いたこともある。またマーサ・スチュワート氏などの著名人も、ブロックチェーン技術を使ったデジタル作品のNFT(非代替性トークン)の販売を始めようとしている。商標を扱うガーベン・インテレクチュアル・プロパティーの弁護士ジョシュ・ガーベン氏は、ナイキの商標出願について、現実世界と同様に仮想世界でもブランドを保護し、ゲームの中でコピー商品が出回るのを防ぐ手段になり得るとの見方を示す。同氏は「仮想世界は新たなフロンティアだ」とした上で、「おそらくナイキの収益源になるだろう」と述べた。
「履けない」スニーカー、ナイキの収益源に?
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