SDGsのゴール別評価では「ゴール7:エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」で、ENEOSが全業種を通じて1位(23.0%)となった。2位が東北電力(20.8%)、5位関西電力(16.8%)、6位出光興産(16.7%)、7位コスモ石油(15.7%)、8位東京電力(14.8%)、9位東京ガス(14.2%)と上位を独占し、業種別では平均14.6%と最も高い数値である。

 田中社長は、「ENEOS、東北電力などエネルギー企業が上位に入った。石油・石炭のような化石燃料から再生エネルギーによる脱酸素社会への移行に、多くの人たちが期待しているのだろう」と述べる。

 また、「ゴール13:気候変動に具体的な対策を」への評価も最も高い業種だ。気候変動への対応は業界や企業に問わず喫緊の課題となっているが、全業種中で3位が東北電力(5.6%)、7位に関西電力(4.7%)、12位がENEOS(4.3%)と続いた。

【建設・不動産】
積水ハウスが1位
住宅設備企業が上位を独占

 一方、建設・不動産業界では、SDGsにおけるまちづくりへとつながる取り組みを行う企業も多い。その中で1位となった企業が積水ハウス(17.0点)、2位が住友林業(16.6点)、3位がトヨタホーム(15.6点)であった。