(1)豆乳(ソイミルク)
植物性ミルクの代表で、すでに広く親しまれています。大豆を原料としているため、タンパク質、食物繊維、ミネラルも取ることができます。特に造血に関わる鉄や銅を多く含んでいます。

(2)アーモンドミルク
アーモンドを水に浸し、砕いて搾ったもので、香ばしい風味が感じられるミルクです。カロリーが低く、食物繊維、ビタミンEが豊富なのが特徴です。ビタミンEには抗酸化作用があるので、美容効果も期待できます。

(3)オーツミルク
大麦をすりつぶして水を加え、繊維質を取り除いたもので、さらっとした味わいが特徴です。食物繊維やカルシウムが多いので、牛乳が苦手な方のカルシウム補給飲料としても重宝されています。

(4)ココナッツミルク
ココナッツの種子にある胚乳が原料で、料理やお菓子作りなどに広く活用されています。脂質が多いためカロリーも高めですが、カリウムや鉄、マグネシウムも多く含まれています。

(5)ライスミルク
玄米や白米をすりつぶして水を加えたものや、発酵させてつくられたものなどがあります。米が主原料になるので炭水化物が多く、脂質が少ないためあっさりとした口当たりが特徴です。玄米からできているライスミルクは、食物繊維やビタミンB群も白米のものより多く取ることができます。

 このように特徴はさまざまですが、これら五つの植物性ミルクに共通していることは

・乳糖が消化できない乳糖不耐症の人でも飲める
・牛乳アレルギーの人でも飲める
・ヴィーガンの人でも飲める
・常温保存できる(開封前)
・賞味期限が長い

 という点です。アーモンドミルクや穀物ミルクのような植物性ミルクがあることによって、牛乳や大豆にアレルギーを持っている方は選択肢が増えるので、食事の楽しみを広げることができますね。