キヤノンでは、「3つのシェア」を戦略方針にしています。「ユニットシェア」は、販売台数のシェアの最大化、「バリューシェア」は、販売金額の最大化、「マインドシェア」は、「カメラ=キヤノン」を顧客のマインド(心、意識)に植えつけることです。

 フレームワークは4つ前後で大分類したものですから、図解で表現することが容易です。相手の記憶にとどめるためには図解がシンプルで、3つが最適です。

 フレームワークを図解で表現するためには、楕円を3つ重ねます。そして楕円の中に3つのフレームワークをキーワードとして書き込むのです。

 事業領域をフレームワークの図解にした例をご紹介します。「インフラ事業」がテーマです。具体的には、「環境」「再生」「省資源」の事業展開に分解してみました。これだけでは具体性が不足していますので、各フレームワークを3つの箇条書きに分解します。たとえば「環境」では、「インフラ、ライフライン」「住環境、都市、地球」「健康」の3つに具体化しました。

 フレームワークを3つ前後に整理して図解にしてみましょう。図解作成の訓練にもなります。