古来、龍神の力を借りた多くの先人たちが願望を成就させ、成功を手にしてきました。
だが、数ある神の中で、なぜ龍神だったのか。その理由は、龍神の持つ神としての特性にあります。
幼少期より龍をはじめとする見えない世界の存在たちの声を聞くことができ、延べ1万社以上の神社を参拝してきたスペシャリストが、龍神の力を借りて運を上げ、どんな望みも実現する方法を紹介した『龍神とつながる強運人生』より一部を抜粋、再構成して紹介します。
Photo: Adobe Stock
運気の「頭打ち期間」の乗り越え方
大杉日香理（おおすぎ・ひかり）著書累計発行部数30万部を超えるベストセラー作家
事業開始10年間で参拝した神社は、延べ1万社。経営者に向けて、歴史を基盤とした教養セミナーとして神社の捉え方を切り口とした神旅®（かみたび）をマンツーマンで行なっている。政治家に向けても、選挙事務所の神棚の設え方セミナーを衆議院会館にて開催。行政向けの講演活動、作家としても活動しながら、神社を入り口とした地域おこしにも力を入れ、神田明神との共同事業も開催している。
運気には「波」があり、上昇すれば必ず下降する時があるものです。
「今なんとなく運気が停滞しているな」「最近モチベーションが落ちてきたな」「このままでいいのかな」と感じていたら、それは「頭打ち期間」と呼べるものです。そして、この頭打ち期間が来たら、あなたに次のステージに上がるタイミングが来ている報せでもあります。ですから、むしろ喜ばしいことと捉えていいかもしれません。
頭打ち期間は、次の3つに分けられます。
●トンネル期間：出口が見えず、暗中模索の日々が続く期間
●踊り場期間：能力の限界や、自分の器の小ささを感じる期間
●扉の前に立っている期間：次のステージが見えているのに進み方がわからない期間
この期間をどう過ごすかが、その後の運気の流れを決めるものとなります。
では、頭打ち期間のそれぞれの特徴と攻略法をお伝えしましょう。
（1）トンネル期間
トンネル期間は、将来への展望も、現状の突破口も見えず苦しい時期です。
しかし、現実の世界ではトンネルがあるからこそ、険しい山道を登ることなく一直線に目的地にたどり着けます。
人生のトンネル期間も同じで、暗闇を進んでいるように見えて、実は運のショートカットをしている時期です。その証拠に、トンネルを抜けると、今までとはまったく違うステージが用意されています。
ただし、トンネルの中にいる時は、この状況がわからないので焦ります。
そんな時は、ひたすら目の前のことに集中しましょう。
暗いトンネルでは、どんなに目をこらしても先は見通せません。ですから、中・長期視点を確立しようと思っても無駄な努力に終わります。とにかく、短期目標をクリアすることに専念してください。
ひたすら目の前の作業に注力していると、ある日、差し込む光に気づくでしょう。
その光が見えてきたら、その先が出口です。ダッシュで出口へ向かいます。
具体的には、「今までとは違う案件を依頼される」「新たなプロジェクトが始動する」「新規事業のヒントがひらめく」などの変化が起こります。
「これだ」と思うものがやってきたら、全力投球してください。すると、「トンネルを抜けたな」と実感できるタイミングが訪れます。その時のすがすがしさを楽しみに、トンネル期間を駆け抜けてください。
