3メガバンクで最も保守的とされる三菱UFJフィナンシャル・グループ。だが、新たな収益モデルの構築が求められる中では、その巨大金融グループにさえ、激変人事の予兆がある。(ダイヤモンド編集部 新井美江子)
三菱UFJFGの亀澤社長は
すでに後任について「考えている」
「企画をやった経験は重要だ。だが、企画部にいたかどうかは問題ではない」。三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)の亀澤宏規社長は2021年末のダイヤモンド編集部のインタビューで、グループの次期トップ像についてそう述べた。
三菱UFJFGでは「指名・ガバナンス委員会」がグループの主要人事を担っており、亀澤氏もその委員の1人だ。20年4月に社長に就いたばかりの亀澤氏も、現時点ですでに経営のバトンを誰に託すかを「考えている」と言う。
亀澤氏はインタビューでより具体的に次期トップの“選定基準”を語っているのだが、それに照らし合わせた場合、候補は果たして誰になりそうか。