「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

【かんたん記憶術】なぜカレンダーに書き込むと、スケジュールを忘れないのか?Photo: Adobe Stock

映像=イメージで覚えたことは記憶に残る

 人間の脳は、記憶したことを忘れるようにできています。裏を返せば、忘れるのは当然なのです。

 たとえば、30日前の夜ご飯、何を食べたか思い出してみてください。おそらく、大多数の人が覚えていないはずです。

 では、「自分の誕生日に食べたもの」だとしたら、どうでしょうか。たとえ1年前でも、覚えているはずです。

 レストランを予約して食事をしたり、友だちがパーティーを開いてくれたり、特別な日には特別なアクションがあり、それを「映像で覚えている」からです。

「映像=イメージで覚えたことは記憶に残る」のも、また脳の仕組みの大きな特徴の一つなのです。

 私はスケジュールを記録するとき、壁に貼ってあるカレンダーに書き込むようにしています。

 文字を羅列する携帯のスケジュール機能は使わず、手帳もカレンダーに書き込むタイプのものを使っています。

 なぜなら、カレンダーは「絵」として認識できるので、そこに書かれた情報もより記憶に残るからです。逆に、文字だけの情報は何回見てもなかなか頭に入ってきません。

 カレンダーを映像で思い浮かべていただくと、その違いがわかります。

 慣れていないと、イメージすることは難しく感じるかもしれませんが、単純に、頭の中に映像を思い浮かべるだけです。

「部屋」をイメージするのだったら、カーテンの色や家具の配置などを思い浮かべるのです。

 勉強でも同じ。ただ「関ヶ原の戦い」という文字で覚えるのではなく、合戦をしている様子をイメージして覚えたほうが断然記憶に残ります。

 これは、みなさんも経験がありますよね。

 また、知らない単語や事柄は、イメージできなくて当然。それでも、「〇〇なんじゃないかな」と考えて、間違っていても構わずに何かをひねり出すこと。そのとき、脳はフル回転してめいっぱい働きます。

 イメージするのに特別なトレーニングは必要ありません。ドリルで楽しみながら続けると、脳がどんどんイメージし、その結果、「脳がよくなる」のです。

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』から一部抜粋し、追加取材・加筆したものです。