TーHT‐H 価格:8CVT 400万4000円 走りの機能充実モデル EXは438万9000円
GTーHGT‐Hはトリコット&ファブリックシート標準 opでウルトラスエードタイプを用意
GTーH

スタイリングはアグレッシブ
空力処理を徹底

 WRXのエクステリアは、2017年の東京モーターショーで好評を博した『VIZIVパフォーマンス・コンセプト』のイメージを、忠実に再現している。

 フェンダー周辺のクラッディングやボディ下部をブラック化した処理は、VIZIVパフォーマンス・コンセプトと同様だ。視覚的なインパクトが強いだけでなく、車体側面や下面の空気の流れの制御に役立つ機能部品でもある。

 近づいて観察すると、表面に六角形のわずかな突起処理が確認できる。メーカーはクラッディングや床下前部のアンダーカバー部分の加工を、“空力テクスチャー”と命名。ゴルフボール表面のディンプルと同様に空気の流れを意図的に乱流化することで、車体全体に掛かる外力を抑制する。その効果は大きく、「車両の挙動を安定させると同時に、空気の剥離による圧力抵抗を減らし、空気抵抗そのものを低減した」という。