
海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回は「南米〈青の絶景〉」を紹介します。日本とは地球のほぼ真裏にある南米には、知られざる秘境や絶景スポットが目白押し! なにかと心落ち着かないこの季節にぴったりな「青」の絶景を、7カ所セレクトしました。悶々とした気持ちを吹き飛ばしてくれる、さわやかで神秘的な色合いに癒やされましょう。(地球の歩き方aruco編集部)
ペリト・モレノ氷河(アルゼンチン)

南米大陸の南緯40度以南は、南部パタゴニアと呼ばれる地域。パタゴニアはアルゼンチンとチリの南部にまたがって広がり、およそ30の国立公園を擁しています。なかでも観光客にとびきりの知名度を誇るのが、ロス・グラシアレス国立公園です。スペイン語で「氷河国立公園」という名の通り、約4459平方キロメートルの園内には大きなものだけで47の氷河があって、最も有名なのがペリト・モレノ氷河。全長約35kmの氷河は先端が湖に突き出していて、時には轟音をたてて崩落します。園内では氷河クルージングのほか、アイゼンを履いて氷河の上を歩くトレッキングも楽しめます。
(現地表記:Glaciar Perito Moreno)