めんどくさいひな人形収納(2)
覚えておかないと「バラバラ」

 大きなひな人形一式は、たとえ複数の箱に分かれてもそれぞれの存在を忘れることはあまりないでしょう。手間さえ惜しまなければ、毎年飾ることができるはず。しかしながら、百円ショップなどで気軽に買い足したモノは、そうはいきません。小さなぼんぼりや造花、フラッグガーランドなどはバラバラにしまうとすっかり忘れてしまって、そのまま数年経過もザラです。何かのきっかけで大がかりに片づけ始めたとき、同じような飾りがあちこちから出てきて「ここにあったのか…!」を連発することになります。

「イベントごとにまとめる」で失念を回避
 何がどれだけあるか、年単位で覚えておくのは不可能です。忘れても、「見て思い出せる」ようにしておけばOK。小さいアイテムをまとめるコツは二つあります。一つは「箱ではなく袋状の入れ物を使う」、もう一つは「入れ物は透明のものを選ぶ」ことです。私が整理収納の現場でおすすめするのは、大きめのジッパー付き保存袋です。

 箱状のケースをおすすめしない理由は、空気しか入っていなくても場所を取るから。大切なイベントとはいえ、1年に1回しか出番のないモノなので少しでもコンパクトにしておきたい。また、袋状の入れ物でも「透明」でないと、中身を出さないと思い出せないかもしれません。気軽に買い足したモノ、小さいモノは存在を忘れやすいので、まとめた状態をひと目見ただけで「そうそう!これこれ」と理解できるようにしておくのがベストです。

 同じようなまとめ方を意識するとよいのが、季節のレジャーアイテム。「プール・水着関連グッズ」「スキー・雪遊び関連グッズ」などがそうですね。