ねたみがもらたす体のゆがみのメカニズムについてご説明しましょう。

ステップ1:
ねたみの感情をもたらす
骨のゆがみと脳の動き

 ねたむという気持ちを封印しようとすると、体はさらに、ねたみの感情をもたらす動きを起こします。最初の段階では、正常の範囲内で前頭骨と側頭骨を動かし、ねたみという感情を感じやすくさせます。

 まず、前頭骨の動きを見てみましょう。前頭骨の内側には、脳の前頭葉という領域があります。ここは、やる気の中枢と呼ばれ、プライド・競争心・羞恥心・自分を美しく見せようとする心などがつくられます。前頭骨はその動きかたによって、前頭葉の働きを活発にさせたり、おさえたりします。

◎側頭骨と扁桃体
◎側頭骨と扁桃体

 つぎに、側頭骨の様子です。側頭骨の中心に近い部分に、もうひとつの感情の中枢である脳の領域扁桃体があります。ここでは、好き・きらい・こころよい・不愉快といった感情を担当しています。さらに、飽きる・見下す・尊敬・躊躇・悲しみ・哀れみ、ねたみなどの細やかな感情ももたらします。

 扁桃体には、ここを刺激するとねたみ、こっちを刺激すると好きというような、決まったポイントはありません。ピアノの鍵盤のようなもの、と考えるといいかもしれません。扁桃体に接している側頭骨は、うねうねと複雑な動きをくりかえしながら、扁桃体の鍵盤を刺激し、まるでメロディーを奏でるようにして、さまざまな複雑な感情をもたらします。

 ただし、このあたりをガンガン刺激すると、こうした感情が起こりやすいといった、おおまかな傾向はあります。

◎側頭骨にある扁桃体の動き
◎側頭骨にある扁桃体の動き

 扁桃体の内側のゾーンの刺激が多くなると、いろいろなものが欲しくなります。性衝動や多食衝動が促進され、攻撃的な行動に出やすくなるのです。攻撃には自分の身や、なわばりを守るためのものと、欲求を満足させるためのものとがありますが、ここでは欲求を満足させるための攻撃が起こります。