コンテスト会場の様子。料理している手元も映し出されましたコンテスト会場の様子。料理している手元も映し出されました

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「〈国際トリュフ料理コンテスト〉」についてです。皆さんは世界の『三大珍味』をご存じですか? 一般に『フォアグラ』、『キャビア』、『トリュフ』と言われています。日本ではあまり知られていませんが、実はスペインでは近年トリュフ農園の努力により、トリュフの収穫量が増え、前よりも身近な存在になりました。さる3月5日にトリュフ産地のひとつであるソリアで国際トリュフ料理コンテストがあり、私も観覧する機会がありました。今回はこのコンテストについてお話しいたします。(スペイン・バレンシア特派員 田川 敬子/地球の歩き方編集部)

世界から腕自慢のシェフが8人勢ぞろい

会場となった劇場の前の広場には巨大なトリュフのオブジェが会場となった劇場の前の広場には巨大なトリュフのオブジェが

 ソリアはあまり日本人には貼馴染みのない町でしょう。カスティーヤ・イ・レオン州(マドリードの北西に接する州)の一番東にあるソリア県の県都です。