中国は上海で大規模なコロナ感染拡大が続く中、海外からの入国者に義務付けている隔離期間を短縮する試みを一部で始めている。制限を徐々に解除し、厳格な新型コロナウイルス感染対策に伴う経済への打撃を和らげる狙いがある。中国国務院(内閣に相当)が配布した文書のコピーによると、対象となる8都市では、入国者に施設での10日間の隔離と自宅での7日間の経過観察を義務付ける。コピーは国内のソーシャルメディアで拡散され、原本を見た複数の人がこれを正式の文書だと確認した。中国は現在、入国者に対し指定施設で14日間の隔離、自宅で7日間の隔離、さらに7日間の経過観察を義務付けており、経過観察中も食料品の購入など必要な場合を除き外出できない。
中国、入国者のコロナ隔離期間を短縮 一部で試験導入
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