「テレワークできる社員」に必要な力とは?

 まず、テレワークでも問題なく業務を遂行できるためには、どんな力を身に付ける必要があるのでしょうか? テレワークに必要な三つの力とは、次のように定義されています。

(1)セルフマネジメント力
→仕事の目標達成のために自分を律し、自身の状態を管理することができる力

(2)マルチコミュニケーション力
→多様な人と、多岐にわたるツールを使い分けながら、連携することができる力

(3)成果の見せる化力
→自分自身の仕事のパフォーマンスを適正に評価してもらうために、可能な限り可視化、数値化することができる力

 この三つの力のうちどれが欠けていても、その人はテレワークで仕事をうまく進めることができません。もちろん、オフィス勤務でもこれらの力は必要ですが、メンバーと離れて仕事をしている前提だと、特に必要性が高くなります。人材育成の上では、これら三つの力をいかに伸ばしていけるかが指導のポイントとなります。