ショップとストア(店)、オフィスとカンパニー(会社)、ハウスとホーム(家)…。日常でよく使われるカタカナ英語ですが、この違いを説明できますか?実は、英単語の語源と、それを表す図解を「くらべる」ことで、短時間かつネイティブと同じ感覚で英単語を習得できるのです。そこで今回は、シリーズ累計90万部を突破した『英単語の語源図鑑』(かんき出版)の著者・清水建二さんの新刊で、「朝日ウイークリー」で連載中のコラムを書籍化した『語源×図解 もっとくらべて覚える英単語 名詞』(青春出版社)から、特に日本人が使い分けを間違えやすい英単語をいくつか紹介します。
英単語の「語源」学習は、同意語の使い分けにも効果的
近年、英単語の「語源」学習が、語彙力を一気に増やす効果的な方法として注目されていますが、この学習法は、似ている英単語の使い分けにも大きな効力を発揮します。
ネイティブスピーカーが様々な場面や状況で自然に身につけた言葉の感覚を、私たち英語学習者は語源に焦点を当てることによって、短時間かつ比較的容易に理解することができるようになるのです。
特に名詞には、似たような意味を持つ単語がたくさんあります。日本語にも使い分けが必要な同意語はたくさんありますが、英語の同意語は、それをはるかに上回る数になります。