大人5名がゆったり乗れる室内空間
見た目以上に優れている座り心地

 パッケージングは模範的。ボディサイズを有効に使い切り、大人5名がゆったり乗れる室内空間と十分な広さの荷室を確保した。シートが大型サイズで、見た目以上に座り心地に優れているのはゴルフの伝統。運転席の左足まわりの余裕が増したことや、このクラスながら3ゾーンフルオートエアコンが主要グレードに標準装備されたのも歓迎だ。

 ラゲッジルームは、これまでと同じように使いやすい。

 ACCの“トラベルアシスト”はセンサーが充実しており、きめ細かく車線を維持してくれるので助かる。タッチセンサーが静電容量式になったため、ステアリングを握っているのに警告が発せられる現象は解消された。

 ゴルフ8はすべてが新しく、チャレンジングだ。“ベンチマーク”と呼ばれるクルマが、ここまで革新的とは想像を超えていた。

(CAR and DRIVER編集部 報告/岡本幸一郎 写真/山上博也)

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