![NISA「恒久化・非課税枠拡大」が実現したら…運用益へのインパクトを解説](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/5/1/650/img_51f307c866f578d029d763644a0a8fd5996407.jpg)
2022年5月に岸田首相が表明した資産所得倍増プランにおける、少額投資非課税制度(NISA)の抜本的拡充に注目が集まっている。NISA制度の恒久化や、非課税枠の拡大などが議論の焦点だが、いまひとつ分からない方も多いはず。そこで、新刊『これだけやれば大丈夫! お金の不安がなくなる資産形成1年生』を著した、元銀行員で資産運用YouTuberの小林亮平氏が、NISAの抜本的拡充について解説してくれた。
そもそもNISAって? ざっくりとおさらい
まず、NISAのおさらいを簡単にします。NISAはNippon Individual Savings Account の略で、「少額投資非課税制度」とも言われます。
本来、投資の利益には約20%の税金がかかります。たとえば利益に税金がかかる課税口座で投資した後に、値上がりにより売却時に利益が出たとします。仮に10万円の利益だと、そのうち2万円が税金として取られて、手元に残るのは8万円になります。
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しかし、NISA口座で投資すると、利益に税金がかからず、10万円をまるまる受け取ることができます。
つまり、普通の口座だと利益に約20%の税金がかかるところ、NISA口座なら非課税になるので、お得に投資できると思えばいいでしょう。