「全員iDeCo時代」の最新&お得な活用法は?22年の法改正に対応!Photo:PIXTA

先月施行されたiDeCo(個人型確定拠出年金)の法改正が大きな話題になっているが、具体的にどう変わるのか、気になる方も多いはず。そこで、新刊『これだけやれば大丈夫!お金の不安がなくなる資産形成1年生』を著した、元銀行員で資産運用YouTuberの小林亮平氏が、2022年4月の法改正を踏まえたiDeCo活用法を解説する。

iDeCoとは? ざっくりおさらい

 iDeCoは個人型確定拠出年金の愛称です。なんだか難しそうな名前ですが、これは、「個人型」と「確定拠出」と「年金」の 三つの言葉に分けると理解しやすいです。

「全員iDeCo時代」の最新&お得な活用法は?22年の法改正に対応!©︎小林亮平、禁無断転載

 まず「個人型」とは、国や企業に頼るのではなく「自分」で用意するものです。次に「確定拠出」とは、掛金、つまり払うお金の金額は決まっているが、運用成績によって将来受け取る額が変わるという意味です。最後に「年金」とは、60歳以降に受け取ることができる年金制度になります。

 つまりiDeCoとは、「個人が掛金を出して、自ら金融商品を選んで運用を行い、老後資金を作る年金」だと思えばいいでしょう。

 2022年におけるiDeCoの法改正には、大きく分けて三つのポイントがあります。そのポイントと、最新&お得な活用法を順番に紹介します。