キッチン収納でわかる家事シェア事情(3)
「引き出しに眠る謎アイテム」

 三つ目は、使用目的がピンポイントなレアアイテムです。

・リンゴの芯をくり抜く道具
・甘栗を剥く道具
・キウイ専用のスプーン

 どこのお宅のキッチンにも「これは何ですか…?」と尋ねたくなるような、珍しい道具が眠っています。用途を聞くとなるほどと思いますが、では実際に今どのくらい使っているのかと尋ねると「うーん…最近はあまり使っていないかも…」と言葉を濁されることが多い。そして「では、もう要らないですか?」と問われると「一応、残しておきたい」と返ってくることがほとんどです。

 家族から「もう全然使ってないでしょ、捨てれば?」「要らないモノが多すぎるんだよ」などと言われると「自分だって出したモノを片づけないくせに、偉そうに何を…!」という怒りも湧くでしょう。

 出番のすっかり減ってしまったレアアイテムは、ジッパー付き保存袋にひとまとめにして、棚や引き出しの奥の方に逃がしましょう。引き出しの良い場所に、今使っているモノだけが残れば、見た目にもスッキリし、何をどこに戻すかのルールが共有しやすくなります。