キッチン収納でわかる家事シェア事情(4)
ためるつもりがないのにたまっていく割り箸

 4つ目は、タダでもらえて、なんとなくたまってしまうモノです。

・プラスチックのスプーン/フォーク
・おしぼり

 こういったモノは、「在庫として置いておく量を決めよう」とアドバイスされがちですが、簡単なようで難しいのではないでしょうか。なぜなら、一念発起して量を減らしても、その分、引き出しに余裕ができれば、家族は今までと同じようにそこに放り込んでいくからです。

 ノージャッジでモノをためていくのをやめようと思ったら、その引き出しには「日常的に使うモノ」を入れましょう。そもそも、突っ込まれた箸やスプーンやで埋まりがちな引き出しは、良い場所にもかかわらず、あまり使わないカトラリーやランチョンマット、コースターなどが収まっていることが多いもの。用途のはっきりしない空間はとにかく荒れます。「よく使う小皿」「日常使いのマグやコップ」「茶碗・汁椀」など、出し入れの多いモノの置き場所にすることで、自然に「どうでもいいモノのちょい置き」をしにくい環境に変えることができます。