弥生時代に思いをはせる
原の辻遺跡めぐり
原の辻は『魏志倭人伝』に記された弥生時代の大規模な環濠集落。丘の上に高床式倉庫や物見櫓が復元され、原の辻一支国王都復元公園として公開されています。高台から眼下に広がる棚田を見渡せば、弥生時代にタイムスリップしたような気分に!
周辺には古墳時代や室町時代の史跡が点在しているので、歴史散歩には最適。拠点となる原の辻ガイダンスや壱岐市立一支国博物館で知識を深めてからめぐると、より楽しめます。
原の辻ガイダンスでは勾玉づくりの体験や食事もできますよ。
1500年前に造られた巨石遺跡…古墳群散策
壱岐には5世紀後半から7世紀前半に築かれた280基以上の古墳が残っています。これは長崎県で見つかった古墳のおよそ6割。形状は円墳と前方後円墳で、巨大な石を積み重ねた横穴式石室が多く見られます。
まずは古墳についての資料が展示された壱岐風土記の丘に立ち寄って予習をしておくといいでしょう。長崎県最大の前方後円墳、双六古墳はスケールの大きさにびっくり。鬼の窟古墳や掛木古墳など石室に入れる古墳もあります。