いまの時代、60歳はまだまだ老け込む年齢ではない。これから先も20年、30年と人生は続いていく。その分、とにかく気になるのは「お金」と「健康」だ。お金の面では、いかに収入を減らさず、支出を減らしていくのかがカギになる。健康に関しては、病気にならず若々しさを保つのが大きなテーマだ。青春出版社発行の『60歳からのお金と健康の裏ワザ』では、こうした60歳からの「お金」と「健康」に関する裏ワザが、これでもか!というくらい収録されている。知っているのと、知らないのとでは本当に大違い。これからの人生を楽しむための分岐点になる情報が満載だ。ここではその一部を紹介しよう。
ラクなのに効果倍増!足腰鍛えるなら上り階段より「下り階段」
年を重ねてから健康を保つには、下半身の筋力を保つことが大切。そのためにウォーキングを習慣にするなど、足腰を鍛えておくようにしたい。
運動の一環として、エレベーターに乗らないで階段を使うことを心がけている人もいるだろう。この場合、階段を「上る」ことで足腰を強くしようとするはずだ。もちろん悪くはないが、もっとトレーニングになる方法がある。階段を使うなら、「下りる」ほうが筋力はアップするのだ。
「速筋」「遅筋」という言葉を聞いたことがないだろうか。いずれも筋肉のタイプのことで、速筋は短距離を走ったり、重いものを一気に持ち上げたり、瞬発力を発揮するときに使われる。これに対して、長距離走や長く歩くときなど、持続的な運動をするときに使われるのが遅筋だ。