カメラの変化に応じた撮影スタイルの変化
シャッターチャンスの増加

「はいチーズ」が廃れつつある別の理由を説明している記事があって、これは得心がいって面白かった(『「はい、チーズ」が廃れた理由はスマホにあった? 20代女子の話で気づいた写真撮影の変化』Rocketnews24)。
 
 この記事によると、昔ながらのフィルム式カメラでの撮影は一発勝負感が強く、対してスマホではそれが薄い。撮影時の掛け声が変化してきているのもそれに関係しているのでは、というものであった。
 
 これは我が身を振り返ってみても、まさしくそうであった。フィルムカメラ時代は撮影にまったく熱心でなかった筆者も、携帯電話・スマホのカメラを手にしてからは猫や子どもの写真を撮るようになった。ガラケーではまだ一発勝負感があったが、スマホは連写できるのでとにかく撮りまくっている。
 
 プロや写真が趣味の人は別にして、一般人が使うカメラの方に劇的な変革が起きているので、それにつれて撮影スタイル――すなわち「はいチーズ」の重要性も変わってきているようである。