SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超えるなど、現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の最新刊『99%はバイアス』では、「ブレイクの秘訣」を明かし、「どうすれば影響力を持てるのか?」「口のうまい人がトクする世の中で、どう生きるべきか?」などをマジメに語った。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)
人は「思い込み」が99%
人には「思い込み」があります。それと心の中のズレに気づくことで、人より有利に生きられるようになります。
それを試すために、ここで1つ質問があります。
「『サザエさん』の中で面白かったエピソードを5つ挙げられますか?」
どうでしょう。すぐに思いつきましたか?
「才能=年収」ではない
代表的な思い込みの例に、「才能がある人がお金を稼げる」というものがあります。
しかし、それは完全な間違いです。
天才的な数学の能力がなくても、会計士の仕事ができます。
音楽の場合、大衆に向けてマーケティング的に作れるほうが、お金を稼げます。
日本一の印税を稼いでいる音楽プロデューサーは、音楽的な才能でいえば、日本一ではないはずです。
「安心感」を作れる人になろう
コンテンツを作る人は、2種類のタイプに分かれます。
面白いものが思いついたら作る人。
ノルマを決めてコツコツと作る人。
その2つです。
一見、前者のほうが成功しそうですが、後者の「ノルマを決めてコツコツと作る人」のほうが勝つことが多いのです。
たとえば、「毎日、昼の12時に動画をアップする」という人。
あるいは、「週に一回、月曜の夜にマンガを公開する」という人です。
ここで最初の質問に戻ります。
「『サザエさん』の中で面白かったエピソードを5つ挙げられますか?」
おそらく、多くの人はできなかったはずです。
何十年も毎週日曜日に必ずオンエアしているのに、たった5つすら思い出せないのです。
面白さで「一発逆転」を狙うより、ずっと同じテイストで続けてくれているという「安心感」のほうが、人の印象を左右できます。
そういう考え方をできる人が、相手のバイアスを利用する立場になれるのです。
そんな「思い込み(バイアス)」の詳しい話は、『99%はバイアス』という本に書きましたので、ぜひチェックしてみてください。