アメリカ流お酒のたしなみ方

タクシー乗り場で客待ちをするペディキャブ(pedicab)タクシー乗り場で客待ちをするペディキャブ(pedicab)

 アメリカでの飲酒のシーンで感心するのが、「お酒は大人の飲み物で、“酒の席での出来事”はない」という文化です。17時半からラストコール21時45分で22時終了の開催時間の間、とにかく好きなだけ飲めるんです。しかし、酔い潰れて介助が必要、端っこで粗相しているという人はひとりもいませんでした。また大笑いはしますが、奇声を発したり、暴れて騒いでいる人も皆無でした。欧米では、酔った勢いで何かをやらかしてしまった場合、そこでお付き合いは終わってしまうと言われています。のべ4万人の参加者がいましたが、“お酒に飲まれてしまった人”を見なかったのは、お酒は大人の飲み物でパブリックの場をわきまえる飲酒の教育があるからかもしれません。

 一般的なことですが、万が一、飲酒による迷惑行為があった場合は、セキュリティーによって速やかに会場外に連れていかれます。この会場にもいたるところにセキュリティや警察の方達が待機していました。彼らの表情が穏やかだったのはそんな心配はないだろうと思っているのかもしれません。

 イベント終了後はタクシー乗り場にたくさんのペディキャブが並んでいました。人力車の前部分が自転車になったような乗り物で、デンバーではペディキャブに乗って市内を巡るツアーもあるなど、ポピュラーな乗り物なのだそうです。