首都ザグレブの教会やミュージアムは依然、地震の影響あり

クロアチア旅行の最新事情、世界遺産の様子は?円安や物価高の影響は?地震後依然として立ち入りが制限されているザグレブの大聖堂

 140年ぶりの大規模な地震に見舞われたクロアチアの首都ザグレブ。古い建築基準で建設された中心部の建物を中心に、大きな被害を受けました。ザグレブ大聖堂をはじめ、ミマラ博物館や考古学博物館、美術工芸博物館など歴史的な多くの公営のミュージアムは依然休業中です。これらは再開の見通しが立っていないところも多い状況です。中心部の公園に面した老舗のパラス・ホテルも大きな被害を受けてずっと休業していましたが、地震から2年を経て、最近やっと改築工事がはじまりました。

 とはいえ、レストランやカフェ、民営のミュージアムなどは、多くが営業を再開しています。

 2023年にはユーロ加盟、シェンゲン協定圏に加盟することが予定されているクロアチア。ますます便利になる一方で、観光化が加速することは必至、国際化とクロアチアらしさのバランスをどうとっていくのか、目が離せません。