(1)何をどれだけやるか、ノルマを決めておく。
(2)スキマ時間の長さに応じて「できること」をリストアップしておく。
(3)参考書や本など、勉強道具をカバンに入れておく。
スキマ時間に「やらないこと」を決めておくことも有効だ。SNSやスマホゲームなどはスキマ時間活用の大敵だ。勉強時間を増やすということは、勉強以外の時間を減らすということだ。やらないことを決め、無駄な時間をなくすのは、時間管理の基本である。
◆学びのためのコンディションを整える
◇7位……集中しやすい環境を整える
7位は、集中しやすい空間を作ることだ。100冊の著者の多くが環境と集中力の間には密接な関係があることを指摘している。人間の脳は秩序を好み、散らかった環境では集中力が下がりやすい。
集中しやすい環境を作るには、まず、集中を妨げるものを最小限にすることだ。100冊の名著から環境づくりのポイントをピックアップすると、以下の7つにまとめられる。
(1)ゲームやスマホなど、誘惑となるものを目に入れない。
(2)雑音、騒音を遠ざける。
(3)今している勉強以外の教科書などを机の上に置かない。
(4)体が90°になるように机といすを調整する。
(5)室内を適温に保つ。
(6)好きな香りを身に付ける。
(7)定期的に机や部屋を片付けることで、頭の中も整理する。