英語とは縁遠い新潟の片田舎で生まれ育ち、勉強はからっきし苦手。とくに英語は、be動詞も理解していなかった。それでも大学を受験。偏差値38の学部を2つ受験するも、どちらも不合格……。それがいまやネイティブや帰国子女に間違われるほど英語を操り、YouTubeでさまざまな国籍の人々にインタビューしまくっている。いったい、どうやって英語力を身につけたのか? 初の著書『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』で、超効率的な勉強法を初公開! 本書より一部を抜粋・編集し、夢を叶えたとっておきのコツを全部教えます!

【英会話のコツ】<br />「日本人の英語」に決定的に欠けていること・ワースト3

英会話は“コミュ力”が9割
90% of English conversation is all about “communication skills”.

【前回】からの続き “コミュ力”が高い人というと、真っ先に「しゃべりがうまい人(talkative person)」を思い浮かべるかもしれません。とくに英会話の場合、「英語を流ちょうにしゃべれる人(fluent in English)」が、コミュ力が高いと思われがちです。

でも、ボクは「コミュ力が高い=話がうまい」とは、思っていません。ボクが考える「コミュ力が高い人」は、次の3つの力を備えた人です。

①相手のことを考える力(ability to think about others
②準備する力(ability to prepare
③リアクションする力(ability to react

どういうことか、順に説明していきましょう。

①相手のことを考える力
ability to think about others

英語でコミュニケーションをとるとき、「沈黙が怖い(afraid ofsilence)」のか、または「英語を話さなければならない(must speak English)」とアセるのか、とにかく自分のいいたいことを一方的にしゃべろうとする人がいます。

とくにある程度、人間関係が深まってくると「自分の話を聞いてほしい(I want you to listen to me.)」という気持ちから、自分の話ばかりしがち。これって、カラオケに行って、ほかの人にマイクを渡さず、自分だけ歌いまくっているようなものじゃないでしょうか?

そんな人と「仲よくしたい(I want to get along with you.)」「友だちになりたい(I want to be your friend.)」とは思いませんよね。つき合っていて楽しくないし、むしろ疲れてしまうでしょう。

“コミュ力”の本質とは?

この点は、日本語も英語も同じことです。英語は単なるコミュニケーション・ツールですから、相手のことを考えて、「相手を楽しませる(entertain others)」という意識を持てる人が、コミュ力が高いと思うのです。質問上手な人は、コミュ力が高い人です。

TAROSAC式コミュ力爆上がり万能フレーズ

How has your life been?(最近どう?)
What did you do over the weekend?(週末はなにしてた?)
What's your plan for this week?(今週の予定は?)
I saw your Instagram. You like doing ○○?(インスタ見たけど○○するのが好きなの?)
You are pretty good at ○○, how did you learn it?(君すごく○○が上手だけどどうやって学んだの?)
【次回】に続く

※本稿は、『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』より一部を抜粋・編集したものです。