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*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)「息子・娘を入れたい会社2023」の「親子で学ぶ注目業界完全ガイド」を転載したものです。

就活で欠かせない業界・企業研究。本誌では注目16業界の現状と課題、求められる人材像を分かりやすく解説していく。第10弾は「ニューノーマルな暮らしを豊かにする業界」として、「航空業界」を取り上げる。(ダイヤモンド社 ヴァーティカルメディア編集部 松野友美)

コロナ禍でJALとANA
大規模リストラがなかった

 コロナ禍で移動の需要が蒸発し、収入が激減した航空会社の業績が急激に悪化したことは記憶に新しい。それでも足元では、感染流行の縮小に伴い、業績が戻ってきている。

 この背景には、「大規模な人員のリストラを行わなかったため、需要の回復を早期にキャッチアップできた」(東海東京調査センターの金井健司シニアアナリスト)ことがある。

 国内の大手航空会社であるJALとANAは、コロナ禍の2年間、新卒採用の大部分を中止した。既存社員は他社への出向やANAが一部で希望退職を募った程度で、外資系航空とは対照的だった。

 雇用を守る日本の伝統的な企業風土は、従業員の士気の向上につながる。長く働ける環境がある業界ともいえよう。

 現在、JALとANAはいずれも財務体質がコロナ禍の最悪期を脱し、改善してきている。特にJALは2010年の経営破綻を経て、経営効率化を徹底してきたことで、危機への耐性が付いていた。

 ただし、航空会社ならばどこでも将来安心かといえば、実は違う。

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国際線は需要増加、国内線は競争激化

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