「Zプレス」の効果的なやり方・コツ
それでは、このトレーニングの望ましいやり方を覚えていきましょう。「ウエイトは、ケトルベルを使ってシングルアームで行なうのがベターです」と、サミュエルは言います。ダンベルやバーベルよりも扱いやすいというのがその理由だそう。
(1)「Zプレス」は、座った姿勢で行ないます。脚を開くか閉じるかは、スペース次第で決めてOK。背筋を伸ばしながらも、「自分に合った体勢を見つけることが重要となります」と、サミュエルはアドバイスします。
(2)脇を引き締めた姿勢でケトルベルを構え、前腕が床に対して垂直であることを確認しつつ肩甲骨を引き締めましょう。「ここに『Zプレス』の秘訣があるのです」と、サミュエルは言います。「下半身の関与を許さないということで、腹筋をとにかく引き締めておかなければなりません」。
(3)「スタートポジションの準備ができたところで、ウエイトを持った手に捻(ひね)りを加えながら上方向へと押し上げていきます。持ち上げた際に手首は、肘(ひじ)の真上に、肘は肩の真上に来るよう、その位置関係を確認します。そして再びスタートの姿勢に戻りましょう」と、サミュエルからのアドバイスです。