選ばれるクスリ#18Photo:©Eggy Sayoga/gettyimages

花粉症などのアレルギー性鼻炎で使われる薬の処方患者数ランキングでトップ3に入ったのは、全て同じタイプの薬だった。特集『選ばれるクスリ』(全36回)の#18では、ダイヤモンド編集部が作成した処方患者数ランキングを公開する。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

3月13日からマスクを外す?
スギ花粉は飛散のピークに

 新型コロナウイルス感染症対策としてのマスク着用について、3月13日から個人の判断に委ねられる。ここで気を付けたいのが、マスク生活が続いたことで、花粉症の症状が改善している人たちだ。油断してマスクを外すと、花粉症の症状で苦しむことになりかねない。今シーズンは例年以上にスギ花粉が大量飛散となっている上に、今からが飛散のピークであるからだ。

 症状を避けることが第一の治療。もうしばらくマスク生活を続ける方が身のためだ。第二の治療としては薬物療法がある。では、くしゃみや鼻水に苦しむ花粉症などで使うアレルギー性鼻炎治療薬ではどんなものが選ばれているのか。

 ダイヤモンド編集部では、医療情報サービスを手掛けるメディカル・データ・ビジョン(MDV)とDeSCヘルスケアのデータを基に、アレルギー性鼻炎治療薬における処方患者数ランキングを作成した。これにより選ばれている薬を明らかにした。