3人で散歩する親子写真はイメージです Photo:PIXTA

小学校受験で要注意なのが「志望校の決め方」だ。たとえ有名校であっても、家庭の教育方針と合わない学校に入学してしまうと、子どもは大切な6年間を不安の中で過ごすことになる。では、親はどのように志望校を判断すべきなのだろうか。特集『幼児教育・お受験のリアル』の#11では、志望校を決めきれない親が押さえるべき4つのポイントについて、教育サービス事業大手やる気スイッチグループ執行役員の鈴木愛子氏が解説する。

志望校選びは
子どもの人格形成に影響する

 小学校受験を考えるキッカケはご家庭によりさまざまかと思います。

「あの小学校に行かせたい」「より良い環境で学ばせたい」「大学まで内部進学できる学校が良い」。いずれも、保護者の方から子どもに向かう大きな愛情です。 

 学校選びで絶対に忘れてはいけないことは、「家庭の教育方針とその学校の教育方針が一致しているかどうか」です。

 私立小学校には、その学校が大切にしている理念があり、それは、通っている子どもたちに浸透し、その子の人格形成にとって大きな影響を与える要因のひとつとなるでしょう。もし、家庭の教育方針と異なる環境の小学校に入学してしまったら、大切な6年間を不安の中で過ごすことになってしまいます。

 実際に学校選びを始めると、

「たくさんある学校の中で、何をポイントに決めたら良いのかわからない」
「どの学校も良く思えてしまって、どうやって決めたら良いかわからない」

 と悩んでしまうこともあるかと思います。

 今回は、志望校を決める時に大切にしていただきたいポイントをお伝えしていきます。