勉強する子どもを見守る両親写真はイメージです Photo:PIXTA

小学校受験と聞くと「特殊な訓練」を連想する人もいるかもしれない。しかし、合格の鍵を握るのは「普遍的な力」だという。このギャップに気がつけないと、予想外の苦戦を強いられるかもしれない。特集『幼児教育・お受験のリアル』の#12では、「小学校受験にまつわる5つの勘違い」について、教育サービス事業大手やる気スイッチグループ執行役員の鈴木愛子氏が解説する。

「小学校受験」「お受験」と聞いて、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。

 私は約20年前にやる気スイッチグループ(*1)に入社し、チャイルド・アイズで知育や受験など幼児教育の仕事に携わる前までは、とても特別なものと考えていました。

 ですが、実際に考査に向けた取り組みを指導し、小学校の先生方のお話を聞く中で、小学校受験に向けた取り組みは、決して特別なものではなく、小学校入学前の子どもに身につけてほしい力であることを知りました。

 今回は、子どもの将来を考える際に、少しでも参考になればと、小学校受験にまつわるイメージと実情のギャップについてお伝えします。

ポイント1 「ペーパーテスト」だけでは
乗り越えられない! 

 小学校受験の代表的な考査項目のひとつがペーパーテストです。「お話の記憶」「左右の重さ認識を計るシーソー問題」「しりとり」「図形」など聞いたことがある方も多いことでしょう。

 子どもの「話を聞く姿勢」「問題に取り組む姿勢」「考える力」などを計るために最もわかりやすい手段で、長い歴史の中で変わらずに取り入れられている考査項目のひとつになります。

 ですが、この10数年の間、特にこの数年の間に問題傾向や求められる力など変わってきていることもたくさんあります。