時間栄養学に基づくダイエットのポイントは「いつ」「どのように」食べるかです。Photo: PIXTA時間栄養学に基づくダイエットのポイントは「いつ」「どのように」食べるかです Photo:PIXTA

ダイエットというと、「何を」「どれだけ」食べるのか?を気にしている方が多いと思います。もちろんそれがダイエットの基本なのですが、それに加えて注目されているのが、体内時計の働きに基づく「時間栄養学」。ポイントになるのは、「いつ」「どのように」食べるかです。今回は、時間栄養学に基づいたダイエット術をご紹介します。(管理栄養士 岡田明子)

時間栄養学では「食べる時間」を重視する

 人間には1日のリズムを刻む「体内時計」が備わっています。意識しなくても日中は体が活動状態になり、夜は休息状態に切り替わります。体内時計の働きにより夜になると自然に眠くなり、朝、光を浴びたり、食事を摂ったりすることでリセットされ、一定のリズムを刻んでいます。この体内時計と食事の関係が「時間栄養学」として日々研究されています。

 食事を摂ると、体内で消化、吸収、代謝されますが、この働きは、体内時計によって大きく左右されます。つまり、体内時計を考えた食習慣を身につけることは、健康やダイエットにつながる食べ方なのです。

 朝食、昼食、夕食を規則的に取り、食べる時間をできるだけ一定にすることが大切です。食事の量は、朝食4:昼食3:夕食3が理想的です。