たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築。その勉強メソッドをまとめた『逆転合格90日プログラム』が10月11日に発売された。この特別寄稿は、その著者であり、予備校講師として、京大、早慶、医学部など、多数の合格実績を叩き出している篠原好氏が語る「予備校の選び方」だ。

失敗しない予備校の選び方、たった1つのコツPhoto: Adobe Stock

予備校の選び方

 本日は、これから塾や予備校に入ろうと思っている方に向けて、「こんな塾・予備校に行くな」という暴露話をさせていただきます。

 そもそも、私は大手予備校に入り、京都大学に入学しました。その後、大学在学中に、アルバイトとして某塾で講師をやり、あまりのひどいサービスに幻滅し、すぐにやめた経験があります。なので、大手予備校の実情も、良くない塾の実情も把握しております。

 これは、どの業界でもそうかもしれませんが、品質は低いくせに、儲けだけは出ている企業が多くあります。

 実際、先述の通り、某塾でアルバイトした際は、本当にひどかったです。まず、授業時間中に、私以外の他の講師は雑談ばかり生徒としていました。授業時間が50分程度だったのですが、うち35分ぐらいは雑談をしている状態です。

 しかも、それを管理している塾長は、別に怒ることはなく、ただただ「親に報告する報告書の文字がきれいか否か」だけをチェックしていました。

 もちろん、企業ですから、収益は大事です。しかし、収益しか考えていない塾も多くあります。絶対にそんな塾に入らないことをおすすめします。

大手予備校は信用できるところが多い

 いわゆる、大手予備校として、有名な塾があります。実は、「ここはちょっと……」という大手もあるのですが、基本的に大手予備校は信用できるサービスをしています。

 私自身、大手予備校で勉強し、京都大学に合格できました。大手予備校のいいところは、情報量と指導の品質です。非常にすばらしいので、ちゃんと勉強すれば、結果になるでしょう。

 しかし、「求めれば与えるが、求めないと結果にならない」というのも事実です。学生の主体性が求められます。

地方の予備校は?

 熱心な地方予備校もおすすめです。でも……。大手予備校に負けじと、実績を出している地方予備校は、非常に熱心に指導をしてくれます。

 先生の熱意が素晴らしく、授業の品質も高いのですが、課題が多い傾向にあります。「自分でやりたい勉強」があるのであれば、地方予備校はあまり向きません。しかし、逆に「しっかり管理して欲しい」のであれば、地方予備校は素晴らしい指導をしてくれます。

 また、一般的に大手予備校よりも安価であることが多いため、経済的でもあります。個人塾も、塾長が信用できるのであれば、おすすめ。高い技能をもった個人の先生の塾は、非常にすばらしい結果を出しています。

 ただし、高校入試には強いけれども、大学入試にも強い先生が少なかったり、英語塾や数学塾など、特定の教科に特化していたりすることも多いです。

重要なのは「体験授業」をうけること

 人生をかける大学入試のパートナーとなります。「広告で見たから」「有名だから」という理由で塾を選ばず、体験授業を受けて、合うか否かを判断してみてください。