4位は電通グループ
5位は三井住友トラストHD

 4位は電通グループで、平均年収は1295.0万円(平均年齢45.7歳)。前回ランキングの平均年収(1341.9万円、平均年齢46.4歳)から約47万円減少し、ランキングも2位から4位へと下がった。

 今回のランキングの対象となった21年12月期決算は、コロナ禍からの経済回復やデジタルソリューション分野の成長などにより、国内外で大きく業績が回復。売上高は前年同期比15.6%増の約1兆856億円。当期利益も約1084億円(20年12月期は約1596億円の当期損失)と大きく改善した。

 なお、同業の博報堂DYHDの平均年収は1036.3万円(平均年齢43.2歳)だった。

 5位は三井住友信託銀行を傘下に置く三井住友トラストHDで、1268.4万円(平均年齢49.8歳)。前回の1261.7万円(平均年齢51.5歳)から約7万円の増加となった。

 22年3月期は、不動産仲介関連、投資運用コンサルティング関連および運用ビジネスの手数料収益が堅調に推移したことに加え、国内外の預貸収支の改善や海外の市場性調達金利の低下などにより、本業のもうけを示す実質業務純益は前年比513億円増益の3460億円。当期利益も同268億円増の1690億円となった。

 ランキングの完全版では、6位以下の全150社を掲載している。年収800万円以上の42社の傾向も業種・都道府県別に分析しているので、ぜひチェックしてみてほしい。

(ダイヤモンド編集部 松本裕樹)

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