Chat GPTにテキストデータを渡して
要約させる、判断させる、問題を作らせる
Chat GPTに情報を渡して、処理させることもできる。例えば、長文を入力し、要約させるといった使い方だ。それ以外にも、もっと人間の判断に近いような処理も行える。例えば、メールの内容を渡し、肯定的なのか中立的なのか否定的なのかを判断してもらえるのだ。
###メールの内容
ビジネスで使うのであれば、サポートに送られてきたメールを分析させ、肯定的な内容ほど新人に回し、否定的な内容はベテランが受け持つ、といった振り分けが可能になる。
なお、指示文の「その結果だけ返してください」を取れば、どうしてその評価にしたのかも教えてくれる。
情報をChatGPTに入力しておき、その情報を元に質問し、回答を得ることも可能。ビジネスでは例えば、社内事務の問い合わせやサポートセンター業務などで利用できるだろう。
ただし、ChatGPTに入力する情報はOpenAIの学習データとして利用されてしまう。ほかのユーザーへの回答にその情報が出てしまう可能性があるため、機密情報は入力しないほうがよいだろう。社員に業務で利用してもらう際は、マイクロソフトのクラウドサービスである「Azure」上に自社用のChatGPTを構築し、独自で仕組みを作ることをお勧めする。自社用のChatGPTに入力した情報は外部に送信されないので、機密情報が洩れずに済む。
その上で、どんなことができるのか紹介しよう。例えば、文章を入力し、そこから指示を出すことができる。要約してもらうこともできるし、アクションプランを抜き出してもらうこともできる。学習のために、文章を元に、問題を出してもらうこともできる。