英語とは縁遠い新潟の片田舎で生まれ育ち、勉強はからっきし苦手。とくに英語は、be動詞も理解していなかった。それでも大学を受験。偏差値38の学部を2つ受験するも、どちらも不合格……。それがいまやネイティブや帰国子女に間違われるほど英語を操り、YouTubeでさまざまな国籍の人々にインタビューしまくっている。いったい、どうやって英語力を身につけたのか? 初の著書『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』(ダイヤモンド社)で、超効率的な勉強法を初公開! 全3回に分けて、英会話が伸びない人の特徴を3つ紹介する。

【72万フォロワーの英語系YouTuberが教える】<br />英会話が伸びない人の3つの特徴・ナンバー1Photo: Adobe Stock

英会話が伸びない人の特徴1
「基本をすっ飛ばす人」

ボクはいまオーストラリアのシドニーに住んでいますが、たくさんの日本人とも交流してきました。ボクが運営するオンライン英会話のコーチングを通しても、英会話についてのいろんな質問を受けています。

そこでわかった英会話が伸びない人には、3つの特徴があります。今回を含めて3回に分けて、その特徴を解説していきましょう。

1つ目は、「基本をすっ飛ばす人」です。これは、いずれ壁にぶち当たるリスクがとても大きいです。

初歩的な文法を
ないがしろにする人の落とし穴

超シンプルな例でいうと、How are you?(お元気ですか)というフレーズ。文法の理屈はわからなくても、ほとんどの人は中学校で習ったHow are you?くらいは覚えているし、自然と口にできるでしょう。

それはHow are you?というフレーズも意味も、丸暗記しているから。これがちょっと形を変えて「彼はお元気ですか?」となったら、躊躇(ちゅうちょ)することなく英語で言えるでしょうか?「昨日、マイクは元気にしていた?」となったら、どうでしょうか?

初歩的な英文法の基本をすっ飛ばしてしまう人は、もうこの時点で壁にぶち当たるわけです。

非ネイティブの英語は
机上の勉強も欠かせない

初歩的な英文法をすっ飛ばして、一瞬で流暢(りゅうちょう)に英語を話せるようになる魔法をかけてあげたいのですが、実際にはそういうわけにはいきません。

非英語ネイティブの日本人が英会話を上達させるには、実際のところ、ある程度は机の上での勉強が必要なのです。

中学レベルの英文法を
おさらいしてみよう

英文法といっても中学レベルで必要十分です。その基本学習をすっ飛ばしているのに、英語がぜんぜん話せるようにならないと嘆いている人はいませんか?

それは、まるでカレー粉を手に入れていないのに、美味しいカレーをつくれないと嘆いているようなもの。まずは基本的な素材となる中学レベルの英文法をおさらいすることが大事です。

その方法は本書でも紹介していますので、よかったら参考にしてみてください。

※本稿は、『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』より一部を抜粋・編集したものです。