「今日、何する?」「どこ行く?」「何食べる?」と思ったとき、開くと必ず答えが見つかる書籍、『旬のカレンダー』。1年12ヵ月、四季に合わせてそのとき「旬」の、食べ物、花、レジャー、家事、行事、そして神社参拝やお墓参りの作法……など、お金をかけなくても毎日を充実させるために知っておきたいことを400個以上も紹介しています。今回は、Dr.コパさんに追加で伺った日々の小さな開運法について紹介します。
端午の節句は、厄祓いをして健康運を上げる日
5月5日は端午の節句、子どもの日。『旬のカレンダー』では下記のように紹介しています。
●端午の節句
男の子の健やかな成長を願います。古くは菖蒲を使った中国の邪気祓いの行事に由来し、その後菖蒲を「勝負」「尚武」にかけて男の子の成長や出世を願う日として定着しました。1948年にこの日が祝日法で「こどもの日」になったため、今では男女の区別なく子どもの幸せを願う祝日となっています。
端午の節句には柏餅やちまきを食べ、庭に鯉のぼりを立てたり、五月人形やかぶとを飾ったりするのが定番。住宅事情により、最近では室内の天井から吊るす鯉のぼりのモビールやウォールステッカー、コンパクトな五月人形も増えています。
●菖蒲湯
端午の節句には菖蒲を浮かべた湯に浸かるのが習わし。血行促進など菖蒲の有効成分は葉より茎に多く含まれているので、切らずに使用するのがよい。菖蒲を浴槽に入れてから、熱めのお湯を注いだり沸かしたりすると香りが立ちやすくなります。
Dr.コパさんによると、五月人形は本来、体調を崩しやすいこの時期に魔よけ、災難よけとして飾られていたそう。
たしかに5月は季節の変わり目で、体調を崩しやすい時期でもありますね。
厄を払う小豆をはさんだ「柏餅」を食べたり、殺菌効果のある笹で巻いた「ちまき」を食べるのは、寄生虫や病原菌から身を守る意味があるのだとか。
柏餅は、魔を祓い、健康運アップにつながるうえ、あんこや餅米には金運、事業運もありますから、家族みんなで食べたいものですね!
また、この日は「菖蒲の節句」とも言われるように、無病息災を願う厄祓いの日でもあります。
古くから、「菖蒲湯に入ると病気をしない」「菖蒲の葉を頭に巻くと、頭がスッキリして冴える」と言いますし、菖蒲の葉の形が刀に似ているところからも「魔を切る」として厄祓い効果があります。薬湯である「菖蒲湯」につかり、しっかりと体を清めましょうね!
『旬のカレンダー』では、普段の生活のなかの、衣食住にまつわる「これやりたかったのに、もう過ぎてる!」「もっと早く知っていれば!」と思うようなことを400個以上も紹介しています。季節感は、意識しなければどんどん日常から失われていってしまいますが、旬のものを味わい、年中行事をたのしむことは、慌ただしい日々のなか、少し立ち止まって心を落ち着けてくれるだけでなく、開運にもつながります。行うだけで開運につながる年中行事のほか、季節料理、旬の野菜、魚、菓子、花、など、暮らしと心を豊かにしてくれる様々なことを紹介しています。