新型コロナウイルスの感染拡大により職場環境がめまぐるしく変化する中、特に新卒社員の育成に頭を悩ませる企業も多いだろう。そんな中、新卒社員が働きがいを感じているポイントは何か。オープンワークが調査・発表したランキングを基に、評価が高い企業の特徴を分析する。(ダイヤモンド・ライフ編集部)

めまぐるしい職場環境の変化
企業が頭を悩ませる社員育成

 新型コロナウイルスの感染拡大もある程度の落ち着きを見せ、採用活動や入社式などを数年ぶりに対面式で実施する企業が増えている。リモートワークやオンライン形式のミーティングなど、コロナ禍を経て普及した働き方は定着しつつも、企業の職場環境は今後も変化していくとみられる。

 一方で、職場環境がめまぐるしく変化する中、特に若手社員の育成に頭を悩ませる企業も多いだろう。ニューノーマルな働き方が浸透し、多種多様な価値観を持つとされる若手社員が、仕事を通じて成長を実感したり、働きがいを感じたりするポイントはどこにあるのか。

 就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク株式会社は、OpenWorkに投稿された会社評価レポートのうち、2020年以降に入社した新卒社員による投稿を「コロナ時代の新卒社員」として集計。そのデータを基に、新卒社員からの評価が高い企業をランキング化した。

 今回はそのランキングから、激動のコロナ時代を経験した新卒社員が「働きがいがある」と評価した企業の特徴について、実際に働く社員のクチコミを紹介しながら分析する。

*対象データは、OpenWorkに投稿された会社評価レポートのうち、20年以降に入社した新卒社員による投稿を「コロナ時代の新卒社員」として集計、レポート回答2万1093件を対象データとして使用。対象者・集計期間を限定しているため「OpenWork」の各企業ページで掲載している企業評価点とは異なる。22年の新卒入社者は、本データ集計時点でOpenWorkの投稿条件である「就業経験1年以上」を満たさないため対象外