未来視点にするための
質問のキーワード
未来視点での効果的な質問は「今後、どうするか?」です。
例えば、
「商品Zのクレームがきた。経緯は○○で起きた。考えられる原因は□□だと思う」
と事実や状況を共有したうえで、
「今後、同じクレームが起きないようにするために、何を改善したらよいだろう?」
という質問を参加者に投げかけます。
「なんで? 誰が原因?」という質問するときとは、明らかに答えが変わります。
「なぜ?」という質問は話し合っている【現在】から見ると【過去】に向いた質問です。「今後は?」という質問は【未来】に向いての話です。
あなたの質問の視点がどっちに向いているかで、部下の思考パターンは自動的に変わってきます。部下が前向きな発言をできるかどうかは、実は部下の能力の問題ではなく、リーダーの質問の質の問題でもあるのです。
「発言しやすい場」を作り出す
魔法の言葉
議論が活発に行われ、よいアイデアや解決策が出るかどうかは、リーダー(進行役)の「場作り」に大きな影響を受けるのは、皆さん容易に想像できると思います。
僕はクライアント先のミーティングで次のような投げかけをしています。キーワードは「無責任でOK」「人と違って当たり前」「質より数が優先」「自由」です。
矢本治著『なぜミーティングで決めたことが実行できないのか』(日本実業出版社)
考えて書くスタイルでは、「他の人はどんな内容を書いているのか」「自分だけ的外れなことを書いていないか」と、最初は誰でも不安になります。その不安をなくすのです。一般的に、部下は上司の顔色を伺いながら仕事をし、日々のコミュニケーションも上司の「答え探し」をするケースが多いです。過去に否定されたり、怒られた経験があり、それがいつしか「何を言えば穏便にすむか」に注目するようになるからでしょう。
部下が本来持っている様々な視点や情報を引き出し、個々の「考える力」をレベルアップさせるには、そうした“答え探しの呪縛”から解放してあげることが大切です。心理的安全性を確保して、「人と違うことでも安心して発言できる雰囲気」にすることがリーダー(進行役)の役割になります。









