2「未来の自分」を信じる
現実を直視して課題を設定し、一歩ずつ日々前進してゆくことはとても大切です。しかしながら想像力、あるいは妄想力をはたらかせて長期的な未来のグランドデザインを描いていくことも同様に重要なのではないでしょうか?
イメージできないものはカタチにできません。皆さんも5年先、10年先の将来のイメージを描いてみてください。
3 よく考える前に第一歩を踏み出す
元ソニー社長の大賀典雄さん(故人)が新規事業をスタートさせる際の口癖は「ジャスト・ドゥ・イット」でした。やると決めたらとにもかくにもまずは一歩を踏み出してみる。この大賀さんの声の元でプレイステーションや、乗車券や定期券、電子マネーでの決済などに利用される非接触ICカードが生まれました。「思い立ったが吉日」という諺が示しているとおり、何はともあれ考える前に行動をしないと何事も始まりません。
何かを成すための原動力、それは、即行動なのです。
4 困難な状況を楽しむ
仕事をしていると、ほぼ必ずといっていいくらいにピンチ、つまり困難な状況に立たされます。
こんな時に多くの人々は、「この場から早く立ち去りたい」、「逃げたい」、「どこかに雲隠れしてしまいたい」と思うことでしょう。こんな状況に置かれた時に、ハイパフォーマー達は落ち込むどころか、この状況をむしろ楽しみます。「ピンチはチャンス」という言葉があります。ピンチこそ、飛躍できうる可能性を提供してくれる場であるのです。
5「ネガティブな言動」を禁じる
増子裕介、増村岳史 著
私たちが思う以上に、言語は思考を規定し、支配をします。未知のことや自分が今まで経験していないことをしようと促されると、多くの人々はできない理由を重箱の隅をつつくように探し、論理的な根拠を構築します。
その根拠は思考となり口から言葉となって出てきます。言葉になった途端にどんどん行動が停滞し、最後には停止してしまいます。
最後に、不況にあえぐ英国社会を立て直したイギリス第71代首相マーガレット・サッチャー氏の名言を引用しておきます。
「考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり、習慣は人格となり、人格は運命となる」