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【精神科医が教える】欲求不満で要望が多い人への対処法・ベスト1Photo: Adobe Stock

要望が多い人の特徴

アナタの周りに要望が多い人っていませんか? そうした人には、基本的にあまり関わらないようにするのが得策です。

どうしても関わらざるを得ない人であれば、聞き流すくらいでちょうどいいですし、1つひとつの要望を聞き入れてはいけないというのが結論です。

要望というのは「お願い事」と言い換えることができますが、お願い事が多い人は、自分に対する利益優先。他人のお願い事については意外とさらりとかわしたりします。

クレーマー対策に通じること

世の中はギブ・アンド・テイクでバランスがなりたっていることがありますが、要望の多い人はどちらかというというとテイカー。他人が望んでいることよりも、自分の利益を優先していくタイプなのです。

そんな人は要望を受け入れてもらいやすいように、筋道の通った言い訳を加えてきたりします。それが聞き入れられると、成功体験を得て、またさらなる要望を加えてきます。

クレーマーの対策にも通じることですが、一見すると筋が通っていて納得性が高い話でも、安易に聞き入れてはいけないのです。

真のニーズが潜むところ

そもそも本当に貴重で役立つ要望というのは、こちらから探してあげないと、みんなが口に出さないことだったりします。

そういう遠慮のなかに真のニーズが潜んでいることが多いわけです。それを口に出して言ってしまう人というのは、どこか図々しい

自分の思っていることを伝えようという意志の強さともいえなくもないのですが、仕事であればもっと遠慮して口に出さない人たちの意見を探ったほうがいいです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。