死亡保障に医療保険、資産形成……。それぞれの分野でベストな生命保険商品がランキングで分かっても、その組み合わせ方は家族構成や年齢、年収によって異なる。そこで、特集『[激変]生保・損保・代理店 保険大国の限界』(全22回)の#13では、保険のプロが、属性に応じた生保商品のトータルプランを伝授する。(ダイヤモンド編集部 宮原啓彰)
契約者の属性次第で
必要な保険は異なる
医療保険やがん保険、収入保障保険、変額保険……。本特集では、生命保険商品の各分野で保険のプロがお薦めする生保商品ランキングを紹介してきた。
だが、各ランキングのベスト商品を並べて加入しさえすれば、誰にとっても最適な商品ラインアップになるとは限らない。
なぜなら、契約者の年齢や年収、資産、家族構成などによって、そろえるべき保険商品、さらには必要となる保険金額も大きく異なるからだ。
そこで、保険の見直しや契約を考えている人の属性別に、保険のプロに「ベストミックス商品」をトータルプランニングしてもらった。
プランを設計した家族構成は3ケース。20代後半、30代後半、および50代後半の夫婦だ。加えて、それぞれに子どもの人数や持ち家の有無、年収、貯蓄額などの条件付けをした。
また、プランニングに当たり資産形成については、生保商品にとどまらず、他の投資方法も含めてアドバイスしてもらった。運用と保障は分けて考えた方が、失敗が少ないからだ。
三つのプランを俯瞰すると、例えば死亡保障だけ見ても、各年代で契約すべき商品が変わることが判明。また、年代によってそもそも加入すべきではない保険分野もあった。
次ページで、各プランの詳細を表にして掲載したので、本特集の商品ランキングと併せて、ぜひ保険見直しの参考にしてほしい。