スマートフォン上では、ユーザー自身が対策をとらなければ、プライバシー情報の漏洩などのトラブルに巻き込まれる。また、GPS機能が標準装備となり、スマートフォン上で位置情報を使ったサービスが一般化していることで、利用者情報保護対策がさらに強く求められるようになった。総務省の「利用者視点を踏まえた ICTサービスに係る諸問題に関する研究会」は、2012年 8月に「スマートフォンプライバシーイニシアティブ」と名付けた指針を打ち出している。

【データトピックス①】
移動通信市場は9兆1426億円
iPhone販売開始でauがシェアを回復

 2011年度の移動通信事業の市場規模は、9兆1426億円となった。これは電気通信事業売上げ全体の7割近くとなる数字だ。スマートフォン販売が好調であることを追い風に各社とも売上を伸ばしていることが、市場全体の拡大につながった。携帯電話事業者別シェアでは、NTTドコモが48.4%、auが28.3%、ソフトバンクモバイルが23.3%で相変わらずドコモが優位。ソフトバンクモバイルの独占だったiPhoneだが、2011年10月に登場したiPhone4Sからauも販売を開始し、シェアが低下していたauは2012年3月末現在、全体の28.3%と2010年と同程度の水準にまで回復している。

【データトピックス②】
携帯電話利用のピークは夕方5時過ぎ
加入電話は10時台でビジネス利用が中心

 総務省の調査によると、2010年度、総通信回数は携帯電話が646億回、PHSが13億回、加入(固定)電話が295億回となった。総通信時間は、携帯電話が24.5億時間、PHSが1.0億時間、加入電話が9.8億時間。携帯電話およびPHSの通信回数比率が最も高いのは17~18時台。加入電話は10~11時台の通信回数が最も高いが、携帯電話は10時から17時までなだらかに上昇していき、その後、急落する動きをみせる。加入電話は日中の時間帯に利用回数、通信時間ともに数値が高くなっており、これは勤労時間帯と重なっている。