退職金などを得られれば
老後の家計はさらに安定
本来であれば、若いときから積み立てた生命保険を65歳前後で解約すると1600万円ほどが得られる上、お母様が亡くなられた場合は2400万円程度を相続する見込みです。合計すると4000万円あることから、人生100年時代には“余裕”で対応できることでしょう。
さらに、弟さんと共同で保有している土地を売却すれば3000万円程度が得られるとも書かれています。この土地がＦさんの年収に含まれる「不動産関連所得」にひもづいている場合は、売却によって世帯年収が減る可能性もありますが、金融資産はさらに積み増すことができます。
また、Fさんが休職を経て会社を辞めるときに退職金が支給されれば、資金繰りの安心度はさらに高まることでしょう。
お母様には健康で長生きしていただきたいところですが、もしこれらの収入（遺産相続・保険の解約返戻金・退職金など）を実際に得られた場合は、休職中・退職後の支出をもう少し増やしたり、奥様が仕事を辞める時期を早めたりすることも可能かと思われます。
Fさんにはこれまで頑張って築いた資産がたくさんあるのですから、お考えの休職・退職プランを実行しても経済的に困ることはないでしょう。体調面を考えれば、一日でも早く休職し、静養されることを願います。
