あなたも今日から、電車で席を譲られたとき、エレベーターで「お先にどうぞ」といわれたとき、会社で書類を渡されたとき、「すみません」ではなく「ありがとう」といってみませんか?
それだけで、感謝の言葉が増えていきます。
何かアドバイスしてもらったら、「アドバイスしていただいて、ありがとうございます」と口にしましょう。
ちょっとしょげていたとき、声をかけてもらったら「励ましていただいて、ありがとうございます」と口にしましょう。
それを繰り返しているうちに、あなたの「感謝力」はどんどん磨かれていきます。
自分の行動を見直すことで
感謝の習慣を身につける
感謝の習慣は、そうそう簡単に身につくものではありません。
そもそも、いまの世の中は、ただ生きるだけなら感謝する必要なんてほとんどなくなっています。まして追われるような日々を生きている現代人は、意識しないと、なかなか感謝の習慣を身につけることはできません。
そういう意味では、本当に感謝の習慣を身につけたいと思ったら、まずそれを意識することが大切ですが、意識するだけでは、自分を変えることはできません。日ごろの自分の行動から見直すことが必要となります。
たとえば、「食事のときに必ず感謝の気持ちを込めながら手を合わせるようにする」とか、「感謝日記をつけてみる」、あるいは「朝5分でいいから、自分が感謝しているシーンを思い浮かべながら瞑想する」とか、「1日1回は夫婦で『ありがとう』を言い合う」など。なんでもいいのです。実践することに意味があり、価値があるのです。
「感謝は、まずは形から入って心に至る」ということであり、何より実践することが大切なのです。