男の子と女の子写真はイメージです Photo:PIXTA

たった5歳の子どもが挑む小学校受験。限られた時間で準備するこの受験は、「塾をどれだけ有効活用できるか」で合否が決まります。ただ、塾の言いなりになるのもいけません。今回は「塾との適切な距離感の取り方」について、フルタイム共働き家庭・1年間の準備期間で合格をかなえた実体験とともにご紹介します。(コミット株式会社代表取締役 横山美菜子)

塾をどれだけ有効活用できるかが
合格の分かれ道

 前回は、「失敗しない塾の選び方」についてご紹介しました。詳細は『小学校受験「失敗しない塾選び」の極意は?難関校合格母がチェックリスト伝授』に譲りますが、知名度頼りの選び方には大きなリスクがあります。

 今回に、実際に入塾した後を考えてみましょう。「塾を最大限有効活用する方法は?」と悩む方も多いかと思います。

 私の実体験でお話しすると、塾に遠慮せず、どんどん要望を出していくべきです!

 塾の先生は息子を合格に導くためのサポーターです。強力なタッグを組むべきだと感じます。特に、かけられる時間が少ない共働き世帯のご家庭は、塾をフル活用することが合格への道につながるはずです。

 ポイントは「共有」と「要望」です。わが家の場合は、「月1の面談」で先生方に【あるお願い】をしていました。具体的にご紹介します。